結局きょうも、さもあらばあれ

子離れせねばと思うこの頃…

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デパートにて、いがみあい

 出張で出てきている父と夕飯を共にするため、夕方、ぷうとあうを連れて地下鉄ででかけた。せっかくなので、数件、買い物などもすることにする。


 文房具売り場には、入学祝用のいろとりどりの鉛筆。書き味も色もぷうが気に入っている鉛筆をそこに発見したので買おうとすると、同じメーカーの六角形の赤鉛筆、消しゴム、ピンクで透き通った小さな鉛筆削り器がついたケース入りのセットが欲しいと言い出した。
 赤鉛筆はこのあいだコープのカタログにあったので1ダース買ったばかりだし、消しゴムはその気になれば引き出しからいくらでも発掘されることを知っているし、学校で鉛筆を削ることは基本的に禁止であるし、必要でない無駄なもの(と私が思えるもの)は断固として拒否。欲しいとなったらそのことで頭がいっぱいになるぷうは何がなんでも欲しくなり、しつこく主張。都心のデパートの文房具売り場で、あろうことか、押し問答というよりも、互いの意見をそれぞれ言い合う状態に突入。はっきりいってまわりの他人の目を気にする状態を超越していた。
 どさくさにまぎれ、新幹線模様の鉛筆を差し出し「これが欲しい」といってみたあうは「買わない」の一言のみで退けられつつ、なおもやりあう母と姉に対し、「こんなところで、けんかしないで。」と2人に割って入ったのであった。「けんかじゃないんだよ。」と言いつつ、そうだ、こんなところだった、とあたりをうかがったが、そういうものなのかさりげなく目をそらしたのか、だれも見ている人はいなかったのでなんとなくほっとしたが、隣りでぷうが自分のさいふの中身を数えている。自分のお金は好きに使っていいことになっているので、自力で買うことに決めたらしい。覗くと、中身はぎりぎりやっと買えるぐらい。それでも買うというので、半ばあきれつつ、甘いかなあとも思いつつ、最初に買ってやるつもりだった鉛筆1ダース分の金額を出してやった。


3歳児を困らせたことも反省しているし、どっと疲れたので、当分ぷうとはデパートに行きたくない。3月にピアノのオーディションがあるので、春物のワンピースを一緒に買いに行く約束をしてしまったことを、心の底から後悔している。

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