結局きょうも、さもあらばあれ

子離れせねばと思うこの頃…

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まだまだ、部活、続いています

  気がつけば、前のブログから4ヶ月たっていた❗️
あうは元気です。体重は、なんと75kgになり、身長も数センチ伸びたようで、父親に並んできた。


  さて、こんなに急激に体重が増えた要因は、12月の脳震盪と発熱。
   けっこう長い期間、体育も部活も、一切参加できなかったので、チャンスとばかりに増量に努めたのであった。実際、部活があるとなかなか体重は増えず、それどころか気を抜くとすぐ減るのだ。


  12月の上旬だった。タックル練習中、当たりが弱くて倒しきれず横に倒れたときに地面に頭をぶつけた。その振動が、頭のなかに変な感じに響いたそうである。気を失うこともなかったので、そのまま練習を続けたようだ。
  異変があったのは、1時間もしないうちだ。
  いきなり、自分がここでなにをしているのか、わからなくなったそうだ。『ここはどこ?私はだれ?』というコントの様なアレが、突然やってきた。自分が誰かもわかったし、いつもとは違うそこが大学のグランドだということもわかったようだが、そのときは、その最寄り駅に着いたあたりからそれまでの記憶が失われていた…。皆が恐ろしいと思ったのは、なにもわからなくなった、と突然言い出す瞬間まで、普通にしていたことだ。用具の貸し借りなどをいつもどおりにしていた記憶が、全くなくなっていることに、後になって改めて周囲も驚愕した。なんの違和感もなく普通に会話していた、と口をそろえて言うのである。

   朝、駅についた後から、病院の待合室にいるときまでの記憶が、今でもだいたいない。わからなくなっていると気づいたあとの記憶も気づけばはっきりしなくなっていた。頭痛や吐き気が数日、集中できずに授業が頭に入らずもやもやした感じが1週間から10日ほど残ったようだが、幸い、その後新たな記憶の欠損が起こることもなく今に至っている。
  
  それからしばらくは、ガイドラインにそって一切の運動禁止が言い渡された。部のメディカルトレーナーの管理下におかれ、たびたび記憶力と平衡感覚のチェックを受けた。予め平常時にチェックしておいた値と比較するのである。ところが、そろそろ運動禁止期間から抜けられるかもしれないという2週間後ぐらいに40度を超える高熱を出したこともあり、復帰が遅れた。2日ほどで熱も下がり、念のため受けたpcr検査も陰性だったが、平衡感覚がなかなか元にもどらずオーケーがでなかった。
 結局、試験期間や緊急事態宣言も重なり、運動OKとなるまでにひと月半、さらにコンタクトOKとなるまでにひと月、気付けば2月になっていた。


 いまの課題は、筋肉とスタミナの増強。


 近頃、得意だったタックルがうまくいかなくなってしまったそうだ。急激に増やした体重を支えるには筋肉が不足しているのではないかと考えている。そしてあうは、中学時代の持久走で1500m15分という驚異の記録保持者である。今はさすがに半分ほどで走れるようになっているようだが、部内では格段にタイムが悪い。それなので、部活であまり走らなかった日などは夜近所を走るようにしているが、そうこうしているうちに、自分には体力以上に根性がない、ということも悟ったようだ。私は知っていたが、あうがそう言ってきたので、根性はなくても、そこは負けず嫌いでカバーできるかも、という話をした。私もそうなのだが、あうも”隠れ”負けず嫌いであり、隠していても、かなりの負けず嫌いである。
 部活に参加できなかった長い期間にモチベーションがかなり下がったようで悩んだようだが、先生とも話し、自分なりの課題を意識しつつ部活に臨んでいる。


 気づけば入学して1年経つ。息子の第一志望合格に浮かれた私が入学式がないことにがっかりしていたっけ。思ってもみなかった運動部に入りびっくりした。怪我が心配ではあるけれども、まったく知らなかった種目で私の新たな興味の対象となっている。こういったことは、今になってみると歓迎すべき変化だったと思う。


 先日、4月からの新入生勧誘の参考にすると言われたそうで、部活の良い点と悪い点をメモしていた。悪い点には『きつい』『痛い』『朝早い』と書いていた。案外語呂がいいが、新入生的にはどうだろう。新入生勧誘と教育(慣れるまでのお世話)は、どうも2年生の担当らしい。ちゃんと新入生を集められるのか、どんな2年生になるのか、あうのみならずよそさまのご子息も含めて注目している。


 息子離れの必要性を叫んで久しいが、また、息子の新たな一年間を楽しみにしている母がここにいる。

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