結局きょうも、さもあらばあれ

子離れせねばと思うこの頃…

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「民度が高すぎる」?

 分散登校が解消され、だいたいひと月過ぎた。タイトルは、一斉登校が始まったころに、あうが漏らした周囲に対する感想である。バカなことを言ってふざけていたりする人もいず、会話も意味のあるまともな内容なのだそうだ。付き合いが浅いわけだから大方の生徒はお互いの距離を測りかねているわけで、ここで民度の高低を言及するのもどうかと思うが、あうはそう感じていたのだろう。様々な自己紹介を聞いて、まわりに比べ自分は中身のない人間だとも思ったそうだ。


 私はどちらかというと、試験前2週間の時点で試験勉強を始めているクラスメートが多く、それが当たり前のこととして話題にあがっているらしいことの方に、着目した。
中学の時は、本人がノー勉だったせいかもしれないが、一週間前でも、あうの近くでは試験勉強をしている様子は感じられなかったのだそうだ。なので、みんなが勉強して平均点があがることが自らの首を絞める結果につながるのにみんなは気づいていないなどといったおかしな理屈を口にしつつも、慣れぬ試験勉強を始めたことについて、現在の環境のおかげだと評価したい。中3のときの模試で自分より良い成績をあげていたであろう級友たちばかりのはずなので、自分が、どうにか留年を避け、無事大学に入学するためには、それなりの努力が必要だと思っていることも大きいようだ。
 入学試験で間違って合格するなどあるはずもなく、合格したということはその学校でやっていけるという保証をもらったとも考えられるので、まわりに比べて格下感を持つ必要はない。でも、高校で学ぶ内容は中学とは段違いなので努力は絶対必要だから、中学までと同じ気持ちでいてはいけない。大きく姿勢を変える必要がある。いずれにしても、10段階評価のうち平均6を取る必要があり、そのためにはノー勉はあり得ないのである。


 慣れぬ試験勉強で、あうが思ったことは、時間がない、ということだ。数学や物理など、問題を解くのに時間がかかる教科と、英語のように慣れが必要な教科は、少しずつでも日々勉強しておけば、試験前は暗記科目に時間が割ける。アドバイスしてみたが、次回の結果につながるだろうか。コツコツ勉強する、という習慣を身につけてほしい。


 民度がどうかはともかく、まわりから良い刺激を受けているようでありがたい。
 試験が終われば、初めての保護者会がある。入学式がなかったので、私にとって初めの一歩だ。多少緊張しなくもないが、かなり楽しみにしている今日この頃である。

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