リンゴ病とピアノ
あうが、リンゴ病。
といっても、そういうものらしいが、赤い斑模様が手や足や背中や顔に出ているときは感染力はないそうだ。特別にはこれといって症状もなかったので、ただまだらに赤くなったというだけのことだった。病院の受付で、「お大事に」と言われたが、それこそ、「何を?」だ。
赤いけど、リンゴより外に何か似ているものがある気がする。血行が悪い感じにほおがまだらに赤紫っぽくなっている人をみたことがあるけど、あれを赤くして、模様を細かくした感じって、他人に伝わる自信はないが。
今週末までには唯一といえる症状、赤みはひくだろうと予想される。
ぷうのピアノの発表会が近い。ピアノの先生のところで、「発表会ごっこ」が今日から始まった。
なにを隠そう、今年は私もでるのだ。ライブはともかくピアノの発表会は生まれて初めて。ぷうと『チャップスティック』を連弾。それゆえ、ぷうに続いて入場しておじぎをして、一緒に弾く練習もまじめにしたのだ。
が、このリンゴ病児は、凶悪なほど元気なので、ぷうにヤキモチを焼いて乱入してきた挙句に自分もとばかり鍵盤をたたきまくった。演奏中に、である。それはそれはすごかったのだが、すごいと思ったのはピアノの先生だ。
「あうちゃんが何をしてもかまわないから弾き続けて。それはそれで楽しいから。抱っこして弾いてもいいわね。」
聞けば、末っ子のS君が、先生の本番中に乱入した経験があるという。私なんぞは気が小さいから(確かにそんな曲だけど本当に楽しいんでしょうか?でも私はちょっと・・・)と心の中で問いかけながら、「当日は夫がいるので大丈夫だと思います」と言ってみたが、「何があるかわからないのよ」とおおらかに言われただけだった。
どうなるんだ、当日は?
オットに話したらそんなにすごかったのか、と笑っただけだった。多分、まさか当日はと思っているんだろう。勘弁して欲しい。