結局きょうも、さもあらばあれ

子離れせねばと思うこの頃…

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あう、入園しました

あうはゴネた。いすには座っていて逃亡したりはしないのだけど、折に触れて、アメが欲しいとか、プログラムを捨てろとか、1番目じゃなくちゃ嫌だとか、わざとだだをこねるような内容で文句を言っては困らせた。


1番じゃなくちゃ、というのは、教室に集合したあと、入園式の会場に移動するために教室の前に並んだときの事件である。順番は自由だった。私達が並びに行ったとき、すでに一組の親子が立っていた。つまり、あうは2番目になったのだが、突然、1番がいいと言い出し、その1番の男の子にジャンプしながらケリを入れたのだ。相手の子もケリ返してきたので、やっぱり男の子はみんなこうなんだなと我が子をしかる前に一瞬感心したのだが、あうは引き離しても挑んで行き、相手を結局泣かせてしまった。私達の後ろ、3組目の母娘が間(つまり2番目)に入ってくれたのだが、1番目の男の子はさめざめと泣き続けすっかりテンションが低くなってしまって大変申し訳なかった。あうは、と言えば、1番じゃないと嫌だと言い続け、このいきさつを知らずにチャペル入り口に先回りしたオットが撮った何枚かの写真には全て、明らかにぶーたれた様子でカメラをにらむあうが写っている。


ぷうの入園の頃、私には慣れない乱暴な男の子に対して受け入れがたい気持ちがあったが、あうと暮らしてなんとなくわかってきた。ちゃんとしないといけない、とか、どうしたらいいんだろう、とか、なにやら不安だったり緊張したりするとき、ついつい、暴れたりふざけたりゴネたりしてしまうのだ。人一倍、ダメなことをしたらダメだと思っているあうの、プレッシャーに押しつぶされそうな時の抵抗なのだと思う。ま、ここで言い訳したところで、あうのためにこれから先の幼稚園生活を不安に思ってしまった親御さんの数は減らないのが残念だ。親としても申し訳なくこのままではいけない、どうにかせねばと、こういうことやああいうことはしてはいけない、と、厳しく言い渡してみたのだが、こういうあうを気楽にしてやるために、どう励ましたりフォローしたりすれば良いのかが今後の課題だと痛感している。
あうは本当は親切なところもある良いヤツである。早く幼稚園になれて、まわりの子供と楽しく過ごせるようになりますように。こういう一日を過ごし、今は、すべての入園・入学で緊張している子供達にエールをおくりたい気分である。そんな余裕もないのだけどね。


ということで、入園準備がまだ済んでいないため、これから縫い物にとりかかるのであった。

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