結局きょうも、さもあらばあれ

子離れせねばと思うこの頃…

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ついに来た D高 合格発表

 その朝は8時半にゆっくり起きた。実に20日ぶりぐらいの寝坊である。
 あうが学校を休み始めた頃から、曜日に関係なく、朝は6時40分に起きていた。入学試験の時間に合わせて起床時間を決めていたのだ。就寝時間は10時半だった。


 あうと朝食を食べた後、洗濯物を干し、口には出さなかったが合格の場合にそなえてすぐでかけられるよう身支度をした。発表があったら、裁量労働制のオットと大学が春休みのぷうを起こそうと、二人分の朝食の準備をしていたら、いよいよ発表の時間10時が近づいた。


 あうはパソコンでゲームをしている。発表の時間だよ、と声をかける。ゲームを中断してD高のサイトを開く。最初のクリックではまだ発表のファイルは開けなかった。3回目ほどでファイルが見れた。


 番号がある!

 あうが夫の部屋に報告に行く。ぷうも部屋から出てきた。個人主義の我が家だが、今回ばかりは一丸となってよろこぶ。
 私の父、祖父にあうから電話で報告。私の弟、叔父にもあうからメッセージを送信。


 さて、次にしたことはなにかというと、生臭い話で申し訳ないが、払い込むお金の準備である。
 先日の義父の葬儀のためにお金をおろしておいたのだが、結局振り込みで支払ったので手元にそのままお金を持っていた。それを持って行くことにしてはいたのだが、必要な枚数だけ数えなければならない。私が10枚ずつとりわけ、他の3人が枚数を確認する。D高への支払い額は他校と比べてかなり高額であるが、全員で一致協力、短時間で確認が済んだ。
 リビングの床で家族4人が頭を突き合わせてお札を数える光景は、あうの第一志望校合格の思い出として生涯忘れることはあるまい。


 朝食を食べるオットとぷうを残し、あうと二人で、D高にどたばたと出発した。

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