結局きょうも、さもあらばあれ

子離れせねばと思うこの頃…

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ムカデ野郎と必勝志望校別クラス

 新学年早々にぶつかりあったM君のことが久々に話題に話題に上ったと思ったら、意外なというかありがちなというか、予想もしていなかった方向に転がっていることを知った。

 M君のことは以前書いたが、体育祭の練習の時にあうと敵対していた『中学最後の体育祭でなにがなんでも勝ちたい』層の代表格である。うちではその時以来、M君を、このときの体育祭の種目名で呼んでいる。なにを隠そう『ムカデ』である。
 行事嫌いのあうは、ムカデ競争のチームワークを乱す不逞の輩としてこのムカデ君から日々非難され、あうの方でも反感を隠さず、なにがなんでも勝ちたい女子たちからも突き上げをくらった、という気候はさわやかな5月を過ごしたのだ。


 あれからほぼ半年が経った。


 今回、先日受けた大手塾の模試、○○ファイナルでの得点で必勝○○クラス受講資格を得た。難関クラスのときは受講しなかったが、志望校名がついているクラスならできれば行かせたい。あうは、内容次第で参加してもよいという。知り合いで行っている子がいたら様子を聞いてみるようにいったところ、名前があがったのが、ムカデ君である。


 体育祭本番でうわさのムカデ君を初めて見たとき、私の最愛のあうの敵だったにもかかわらず、さわやか系好青年の卵という印象を抱いてしまったことは否定しないが、それだけではなかったのだ。ムカデ君は、うらやましいことに、模試で高得点を取っているらしい。
「ムカデ君には聞き難い?」
「それがさあ、いろいろ言ってることとか同じだって気づいて、よく話すようになった。」
物事を俯瞰してみたり合理的だったりすることが、どうやら似ていると自分で思ったようだ。考え方はすごく似ているのに、行事や授業など学校生活への参加姿勢が真逆だ、という点を、私のみならずあう自身もおもしろいと思っているようだ。『まじめなあう』とあうが言った。


 ということで、”野郎” 取り消しである。トラブルで始まった新学年だったが、乗り越えて胸襟を開いたのである。ぜひ励ましあって同じ高校に合格して、あうも積極的な学校生活を送るようによい影響を与えてほしい、と思う母である。
 ムカデ君の志望校も、ムカデ君があうをどう思っているかも、知らないのだが・・・。


 ムカデ君との展開がなかなか興味深いと思ったので、日頃私よりもあうとのふれあいが少ないオットに知らせなくてはという使命感に駆られたのだが、「結構前に聞いたよ。知らなかったんだ~。」と言われ、なんか寂しい母であった。

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